株の対面証券(従来の証券会社)のデメリット
先の記事で、ネット証券の口座解説をおすすめしました。
ネット証券解説を勧める理由として、
①対面(店頭)と違って、売買手数料が圧倒的に安い
②無料情報・ツールが充実している
③スマホを使っていつでもどこでも取引ができる
一方、対面証券のデメリットについても触れました。
①店頭に足を運ぶ必要がある
②売買手数料が高い
③証券マンからの、金融商品のセールスなどがある。
④売買注文が不便・手間、電話が必要
と、主流であるネット証券のほうがメリットが多く、現在は対面証券はデメリットのほうが多いと書きました。
しかし、対面証券には少なからずメリットもあるため、今日は補足としてそれを書いていきます。
株の対面証券口座のメリットとは
対面証券(従来型の証券会社)では、実際に店頭に行ったり、電話をして顧客が営業マンに電話します。
ネットでのトレードが普及するまではこれが主流でした。
先に、証券マンからの金融商品のおすすめがあるとデメリットで書きましたが、一方で、営業マンからは、今後の投資方針についての、専門家のアドバイスを受けることができるというメリットがあります。
もし自分が行う投資先が株式だけでなく、債券・投資信託、ETF、REIT、先物、オプションなどもあるのであれば、直接詳しいアドバイスをもらえます。
投資商品は、一つのジャンルだけでも膨大な数があるし、特徴も違います。
それらを自分でイチから調べたり、無数の商品から選ぶのは大変なので、相談できるという点はよいでしょう。
ただ、やはりこうしたアドバイスなどの人件費がかかるのでその分、手数料が多くかかります。
すべて自己判断のネット証券
ネット証券を使えば自宅でいつでも取引ができるし、かつての費用に比べれば取引手数料はタダ同然とも言えるので、本当に一般投資家にとっては嬉しいことです。
しかし、ネット証券は原則として投資銘柄選びから、情報収集まですべて自分で行う必要があります。それで稼ぐも損するも、すべて自己責任となってしまいます。
そう考えると、専門家である証券マンからアドバイスがもらえるというのは大きなメリットかなと思います。特に始めたばかりの初心者の方であれば、基礎的なことも丁寧に教えてもらえます。
僕は基本的にネット証券を勧めていますが、口座を開くのは無料なので、対面証券の口座をひとつ開くのも一つの方法だと思います。