株の「株式上場」を理解しよう

投資のための上場の理解


株式投資の世界にはいたるところで「株式上場」とか「上場した」「上場を目指して」などのキーワードが頻繁に出てきます。

さて、この「上場」という言葉の意味はなんでしょうか?
「上場」という言葉は、株で稼ぐ以上、切っても切り離せない重要なワードです。

ここで、しっかりとその言葉の意味を理解しておきましょう。
「上場」の意味を知れば株の世界はもっと面白くなってきます。

会社は市場に「上場」することで資金を集める


株は、株式市場(証券取引所)で売買がされます。

とは言っても、どの会社の株でも株式市場で売買されるわけではないのです。
それには資格が必要です。

資格を満たして、株式市場で売買が認められることを「上場」と言います。
「市場」に「上がる」ことができた、という意味ですね。

会社が株式市場に上場することが認められるとどんなメリットがあるのでしょうか?
上場ができて株が売れると、株式会社に多額の資金が入ってきます。

この資金を使って事業の拡大をしたり、新しい仕事を始めたりできるようになるのです。

また、株式会社を作った経営者は、その会社の株をたくさん持っていますから、それを株式市場に売ることで、大儲けすることができます。

マザーズは新興企業のための市場


日本国内には、東京証券取引所のほか、名古屋、札幌、福岡にも取引所があります。
以前は大阪証券取引所もありましたが2013年に東京証券取引所と統合されました。

この中で日常のニュースに登場するのはやはり東京証券取引所です。

この東京証券取引所にあるのは、第一部と第二部、マザーズ、ジャスダック、TOKYO PRO MARKETの5つです。

第一部と第二部の違いはなにかというと、会社の大きさや株式の売買量です。

まず第二部に上場し、会社が発展して規模が大きく成長すれば、第一部に昇格するのが一般的です。

東証一部上場企業というと、いわゆる大企業の代表格ですが、先ほど挙げたうちのマザーズについては「ベンチャー企業」対象の比較的新しい市場で、1999年11月にできました。

ちなみに、ベンチャー企業の「ベンチャー」とは「冒険」の意味です。
これから新しく挑戦しよう誕生した会社のことです。

これから伸びようとする企業の中には、知名度があまり高くないことから資金集めに苦労するところがあります。

そうしたベンチャー企業が、株を売って資金を集めやすくする環境を作ろうと生まれたのがザーズのような市場なのです。

東証一部や二部の市場に株を上場するためには厳しい条件が求められます。

設立されたばかりの企業ではそうした厳しい条件はクリアできません。

それでは、これから急成長が期待される企業が必要とする資金を株式市場で手に入れられない、という声が出て作られたわけです。

ちなみに「マザーズ」とは、「新興企業市場」という意味の英語、Market Of The High-growth and Emerging Stocks の頭文字などを集めた「MOTHERS」のこと。

伸び盛りのベンチャー企業を育てる“母親”になろうという期待が込められています。

マザーズには投資する価値があるがリスクもある


東証一部や二部のように、実績を積み重ねた企業が上場する市場に比べてマザーズなどに上場しているのは歴史の新しい新興企業が中心です。

将来大きく成長する可能性のある企業ではありますが、その反面、勢いが急に失速する可能性もあります。

上場が簡単な株式市場の存在は確かに必要なのですが、こうした市場の会社の株を買うことは、それなりのリスクを伴うということも知っておく必要があります。

マザーズに上場している会社は新興市場ということもあり、画期的な事業を展開していて、魅力的な会社も多くありますが、新興企業ならではのリスクがあることには注意しましょう。