株のTOB(株式公開買い付け)を理解しよう

株式投資のTOBを理解しておこう


株式投資の世界には難しい専門用語がいくつもありますが、そのなかにTOB(株式公開買い付け)という用語があります。

株をやって稼ごうとなると、ニュースや株式情報で、この言葉も頻繁に出てくるためここでその基本を理解しておきましょう。


株式関連のニュースを見ていると、「TOB(株式公開買い付け)」という言葉がよく出てきます。

これは、ある会社の株を大量に買いたい時に、買い取りする価格を提示して、株主から売却希望を募ることを意味します。

株を大量に買い付ける際には、株式市場で普通に注文するのではなく「希望価格」「株数」「目的」などをハッキリさせてTOBを表明することが義務付けられているのです。

株式投資のTOB、ユニクロの例


たとえば、2009年1月末、「ファーストリテイリング・セオリー・ホールディングスのTOB実施へ」というニュースが流れました。

これは、ユニクロを運営するファーストリテイリングが、高級婦人服のリンク・セオリー・ホールディングス株の保有比率を高めて子会社化することが目的でした。


当時のリンク・セオリー・ホールディングスの株価は10万円前後でしたが、ファーストリテイリングが提示したTOB価格はなんと17万円。時価よりもずいぶんと高い価格であることがわかりますね。

このニュースを受けて、リンク・セオリー・ホールディングスの株価は17万円近くまで急騰しました。

株のTOBは経営者が自社にTOBをかけることもある


このように、TOBの価格は、時価に何割かのプレミアを付加して提示されるのが通常です。

そして、TOBが発表された途端に、株価がTOB価格まで急騰するという動きがよく見られます。

また、経営者がTOBをかけるケースもときおり見かけます。
経営者によるTOBのことをMBO(企業買収)といいます。


これは通常、経営者が株の過半数を握り、上場廃止にしてしまうことを狙う場合に行われます。

株価が極端に下がって安くなってしまった場合などは買収されるリスクが高まるため、先手を打って経営者自らが買収して、非上場にしてしまおうという狙いがあります。

会社を非上場にしてしまえば、買収される危険性はほとんどなくなるからです。