株初心者の持ち株は1〜2銘柄が安全

株初心者の持ち株の数


株を始めたばかりのころは、わからないことがわからないほど、わからないことがたくさんありますよね。

わたしも、株を始めるにあたり、リスク面や効率化を考えると株の保有数ってどれぐらいがいいのだろうか?と疑問に思ったことがあります。

そのことを踏まえ、前回の記事で投資資金が決まれば、買える銘柄、保有する銘柄の数がだいたい決まるというお話をしました。

そして、株式投資の初心者で、投資スタート時の投資資金が多い場合は、どうすればいいかという話でしたね。これから投資によって資産を増やす、収入口を増やすのですから、資金が潤沢でない人のほうが多いでしょう。

最初につまづいて大切な資金を無駄に減らさないためにも、今回は投資資金と株初心者が保有する銘柄数について書いていきます。

初心者はの持ち株数は1~2銘柄が無難


まず最初に結論として、株初心者で投資資金が50万円~100万円あるという場合は、わたしはだいたい2銘柄くらいがよいと考えます。

その理由として、株を買った後の株価の値下がり損や株の買い増しを想定すると、ひと銘柄にある程度の資金を残しておきたいことが一つ目の理由。

ふたつ目の理由は、株初心者の場合、持ち株に関する株価や関連ニュース、関連情報などのチェックの能力が低いこと、負担がかかることです。

株は買ったら終わりではありません。確かに株を買うときまででも、ファンダメンタルズ分析をしっかりと行って投資対象の情報をしっかりと吟味し、さらに今度は最適なタイミングで買うべくテクニカル分析も行うというプロセスは重要です。

しかし、それで終わりではありません。むしろここからが重要です。

株を買ったら今度は、その株を売るのか買うのかを日々の情報収集によって見極めて、さらに最適な売買の選択、タイミングを決めなければなりません。

そのためには適切な量とタイミングで日々の情報収集を行う必要がありますが、初心者では情報集能力がまだ低いので、持ち株が多すぎると情報収集が仕切れないという可能性があります。

そしてそのことは、銘柄を適切で最適な売買のチャンスを見逃して損失を生じさせてしまうリスクを意味しているのです。

株はひと銘柄に対しても余裕資金が必要である


初心者に向いている株の保有数が1〜2銘柄である理由のひとつは、ある程度の資金を残しておく必要があると言いました。

それはなぜかというと、株は市場の状況によって常に値段が変動する商品だからです。
ですから、株は常に株価値下がりのリスクをはらんでいます。

もし、持ち株の株価が値下がりした時に資金が減り、もう資金がないと次を打つ手がありません。たとえばこれ以上株価が回復する見込みが無いときに売って、新たな株を買おうとしてもその資金がないので買えません。

これでは、投資の基本的なリスク管理ができていません。投資はそれで終わり、損して終わりになってしまいます。

ですから、常にひとつの持ち株に対しての、なにかあったときの予備資金が必要です。
株は生き物であり、それは常に株式市場という環境にさらされています。

景気が良く、株式市場が活況でもその会社の業績が振るわなければ株価は当然下がります。
順調に業績も上がって株価も上がってきても、ある日まさかの企業の不祥事やリコールが発生して一気に株価が下がってそれっきりということもあります。

あるいは、先のリーマン・ショックやチャイナ・ショックのような世界的な株安が起こることもあります。

実際、資金ギリギリまで一つの銘柄に投資をしていて、いざ暴落が起きて資金が大幅に下がってしまい、家と言って対応できる余裕資金もなくてな泣く泣く市場から撤退したという投資家は多くいます。

逆に、投資初心者であっても持株数をあまり拡大せずに、十分に資金を残し、余裕を持って投資をしていた人は、大暴落の波を乗り越えて市場にとどまることができています。
そして、その後の株価回復の波に乗って成果を出していく人がたくさんいるのです。

そういうときのために、ひとつの株に対して余裕資金は必ず残しておきます。
これがひとつめの理由です。

株のバーゲンセールに備えて余裕資金を残しておく


また、もし株価が暴落などで一時的に下げても、長期的には回復して上がってくると予想して株を持ち続ける場合、一時的に下げている時に買い増せば、平均取得単価が下げられて有利になります。

これはナンピン買いという、株価が一時的に下げている時に株を買い増しして、平均取得単価を下げるテクニックです。株の平均取得単価が下がれば、値上がり益も大きくなります。

暴落によって市場全体の株価が下がっても多くの場合、時間をかけて株価はまた回復してきます。あのリーマン・ショックですら、日経平均株価は数年後には大幅に回復しているのです。

ですから、暴落で市場全体の株価が下がっているときは、普段は高くてなかなか買えない優良企業株を安値で買う大チャンス、バーゲンセールともいえます。

そのときに資金がなければ、そのチャンスを活かすこともできません。投資をしていれば小さなものから大きなものまで暴落は必ず経験します。

そのときに備えて、資金を準備しておくのです。

株初心者は多くの情報を見きれない


株初心者が持株数を少なくする二つめの理由は、株初心者の株式情報のチェック能力です。
この場合のチェックというのはそのままの意味で、保有している株の情報収集です。

持ち株の株価の変動はどうか、大きな変動はないか、持株会社関連したニュースは出ているか。

配当に変化はないか、臨時の決算短信はでていないか。
定期的な業績発表、市場全体の動向はどうかなど、株式投資は多くの情報のチェックが必要です。

株初心者の場合、日々の値動きで生じる不安や恐怖という心理的な負担と合わせて、これらの情報のチェックにも慣れていないため、それが大きな負担になります。

最初はやるきがあってできていても、損を出して怖くなってチェックをしなくなったりして、重要な情報を見逃してさらに損をしてしまうことは十分にありえます。

こうしたことを防ぐために、初心者は持ち銘柄を少なく抑えて、毎日の株価の変動やニュースのチェックに心理的にも、技術的にも慣れていく必要があるのです。
これがふたつめの理由です。

いくら有力な銘柄を保有していても、それを十分に活かせなければ意味がないどころか帰って損を出してしまいます。

初心者は株を少なく持って稼ぐチャンスを待つこと


あなたの前にいくら良い銘柄がたくさんあっても、うまく管理できなければ稼ぐどころか損してしまうし、スキルや心理的な成長も身につけることができずに終わってしまいます。
まさに二兎を追う者一兎も得ずです。

こうしたことから、初心者の場合は、資金が多くても保有する銘柄は2銘柄くらいが適度であると思います。

2銘柄くらいなら、余裕資金も保ちやすいし、毎日の株式情報のチェックも続けられると思います。

株はたくさんの銘柄を保有すれば稼げるというものではありません。中には100銘柄を同時に保有するという人がいますが、それと稼げるかどうかはまったく別です。

稼げる投資家は、株を買う時も売る時も、最適なタイミング・チャンスをじっと待ち、限りなく良いタイミングで行動していきます。

「チャンスをじっと待てる」というスキルは、稼げる投資家の共通したスキルなのです。