稼げる投資家が見る消費者物価指数

株と消費者物価指数、景気ウォッチャー調査


ここ数日で、重要な経済指標として日銀短観、景気動向指数、GDP(国内総生産)、鉱工業指数などの見方・ポイントを解説していきました。

今日はそれに続き、消費者物価指数と景気ウォッチャー調査という指数を解説していきます。

消費者物価指数は国民の生活水準の目安として金融政策の判断材料にも用いられる重要な指標です。皆さんもこれらの言葉は新聞やニュースで聞いたことがあると思います。

一方、景気ウォッチャー調査という言葉は聞き慣れないと思います。
これは、国民の中でも景気の動向に敏感だと考えられる職種の人に調査に協力してもらい、景気の状況を5段階で評価してもらい、出している指標です。

消費者物価指数はものの値段の移り変わりを示す


消費者物価指数とは、総務省が毎月発表している消費者が商品を買うときの小売価格の変動を示すものです。

小売物価統計調査の小売価格の平均から個別の指数を作成し、家計調査と合わせて全体の指数を出します。

消費者物価指数は家計支出のなかで、継続的に購入されている代表的な品目から算出されます。品目は、穀類、魚介類、肉類など、生鮮食品のほか、家賃、洋服、通信、授業料などさまざまです。

消費者物価指数は国民の生活水準を示す指標のひとつで、日本銀行の金融政策の判断材料にも使われます。

日銀が行っている「ゼロ金利政策」(=量的緩和政策)は、その政策変更の判断材料に消費者物価指数を使うとしており、注目を集めています。

景気ウォッチャー調査は生活実感を調査している


内閣府が2000年から毎月実施している景気動向調査に「景気ウォッチャー調査」があります。
これは、比較的新しい経済指標になります。

北海道、東北、北関東、南関東、東海、北陸、中国、四国、九州、沖縄の11地域が対象に、景気に敏感な職種の人々、具体的には、タクシー運転手、コンビニなど小売店の店長、パチンコなどの娯楽産業の従業員に協力してもらい、調査します。

調査方法は、三ヶ月前と比べた景気の状況、二〜三ヶ月後の景気の先行きなどを5段階評価で回答してもらい、その内容の分析、指数化します。

見方としては、算出された判断指数が50より高ければ景気動向はよく、50より低ければ景気動向は悪いと判断できます。

景気ウォッチャー調査は、先に書いた鉱工業生産指数に三ヶ月ほど先行するといわれるほど、重要な指標です。

政府担当者が企業の経営者に景況感を問うことで出している指標が日銀短観であり、景気ウォッチャー調査は国民に景況感を問うことで指標を出しています。

景況感を意識することで良い株を見つける


日銀短観や景気動向指数あるいは、消費者物価指数や景気ウォッチャー調査の指標を読み解くことで、客観的に世の中の景気の動向を測ることができます。

しかし、景気の動向は発表される指標を読み解くだけでなく、自分の生活そのものから感じることが大事です。

自分が普段使っているお店や商店街が賑わっているか、どんな商品やサービスが需要を持っているのか、メディアで取り上げられていることはなにか、その点に常にアンテナを立ててみてください。

そして、もし気になる会社やサービスがあれば積極的に調べてみてください。
それが、稼げる株を見つける大きなヒントになるのです。