株は経常利益で前期あるいは来期を比較する
前回は、当期純利益と経常利益の違いを知り、その上で経常利益を見て、「会社全体の実力」をファンダメンタル分析で行っていくことを書きました。
経常利益を分析するときには、時系列の推移を見ていきます。
経常利益の推移を見るというのは、かんたんに言えば前期と後期の数字を比較するということです。
経常利益が前期よりも、今期が増えていたら業績は好調という見方をします。
逆に減っていれば、今期の業績は悪化しているということが分かります。
経常利益は、四半期ごとに発表される「決算短信」という資料を見てチェックできます。
決算短信は、経常利益だけでなく当期純利益や配当、キャッシュフローなど、ファンダメンタル分析で必要なほとんどの情報を含むので、必ずチェックが必要です。
いろんな会社の決算短信を読むことで読み慣れていくことが重要です。
株の決算短信はどこで見るか
では、決算短信はどこで見れるでしょうか?
決算短信を見る方法はいくつかあります。
日本証券業協会が出している適時開示情報閲覧サービスを使えば、ネットで見ることができます。
また、多くの各証券会社のホームページでも、銘柄検索で探してみると最新の決算短信を見ることができます。
一番発表が早いのは、企業のホームページのIR情報のページです。
企業の発表と同時に更新されるので、早く知りたい場合は直接見てみましょう。
もし、発表内容でわからないことがあればホームページに載っている番号に直接問い合わせもできます。