稼げる投資家が読むGDPと鉱工業指数

株のためのGDPと鉱工業指数


株で稼ぐために、もうひとつの重要な経済指標にGDPと鉱工業指数があります。
今日は、このふたつの指標の見方を解説していきます。

このふたつの指標をひとことで言うと、GDP(国内総生産)はその国で生産される付加価値の総額から算出した「国の経済の大きさ」を、鉱工業指数からはその国の生産活動の程度をみることができます。

前回お話した、日銀短観や景気動向指数と合わせて、これらの指標も適切に見れるようになりましょう。

GDPをみればその国の経済の大きさがわかる


国内で新しく生産されたモノの付加価値(商品やサービス)の総額を「国内総生産(GDP)」といいます。GDPという言葉は、一度は聞いたことがあると思います。

このGDPの伸び率は、そのままその国の経済成長率に相当します。伸び率が高いほどその国の経済が活発ということになり、株価にとっては好材料となります。

GDPは、一年ごとの数値のほか、三ヶ月ごとの速報値が内閣府によって全体に発表されます。多数の経済予測機関から予測値が発表されるなど、国の経済の見通しを測る目安としてGDPは重要視されています。

鉱工業指数は「どれだけ生産が行われているか」の指標


鉱業と一部の製造業の生産量を指数としてまとめた数値が「鉱工業指数」です。
鉱工業は国内総生産に占める割合が高いため、景況感を測る指数として重視されます。

およそ500品目の鉱工業製品について、一ヶ月間の生産量を調査して求めたもので、たとえば、自動車やパソコンなどの製品の製造数が増えれば、鉱工業指数は高くなり、景況感が良くなったと判断します。

鉱工業指数はGDPなどと比較して、速報性が高いところも重要視されています。鉱工業指数は経済産業省が毎月作成し、速報は翌月末、確報は翌々月の中旬に公表されます。

鉱工業指数の種類としては、生産指数、出荷指数、在庫指数、在庫率指数のほか、稼働率指数、生産能力指数の6つです。

生産、出荷、在庫、在庫率については翌月末(1月の数値は2月末)に速報が、翌々月中旬(1月の数値は3月中旬)に確報が発表され、このときには稼働率と生産能力が発表されます。