株で稼ぐには損切りを徹底すること

株の損切りは誰もがぶつかる壁


あなたは日々の投資で損切、ロスカットができていますか?
このブログでも嫌というほどしつこく書いている損切りの話。

なぜそんなに損切りの話をしつこく書いているかというと、株式投資で稼ぎ続けるために損切りは必須のスキルであり、それにもかかわらず損切りがうまいタイミングでできない人が多いからです。

その理由は多くの場合、損切りをして金銭的損失を出したくない、経験したくないという心理的な抵抗・ためらいです。しかし、損切りによって発生するマイナスとは大事なリスク管理であり、株で稼ぐための必要経費です。

そのことを念頭に、今日も損切りについて書いていこうと思います。
損切りができるものは株を制す。このことをまずはしっかり覚えましょう。

株で難しいのは買うことより売ることだ


問題です。投資において、株の売買で難しいのは買うことと売ることとどちらでしょうか?
正解は、株を売ることの方です。

投資家が必ず経験することですが、買った株が上がっても下がっても、なかなか売る決心がつけられません。これは、実際に投資を始めた誰もが最初にぶつかる壁だと思います。

株を買ったときの株価より下がったときに売る、いわゆる損切りをするという行為は心理的にも非常に負担がかかるそうです。

行動ファイナンス学という分野における実験では、たとえば10万円分の利益を確定するときのよろこびを1とすると、10万円分の損切りをするときの悲しみは3〜5というデータがあるそうです。

合理的に考えるならば、10万円分稼げるときの喜びと、10万円分損するときの悲しみは同じ金額なので均等であるはずです。

ですが、人間は損することに対して、とても辛く感じるようにできているのです。
人間はポジティブなことよりもネガティブなことに反応しやすく、これは近年の心理学的研究でも裏付けられています。

株式投資は感情的になると負ける


投資において、感情のままに売買を続けていると必ず最後は負けてしまいます。

損失を確定するのが辛くて、損切りをするのを先延ばしにすると、その間に株価は回復するどころかどんどんと損失を膨らませ、最終的にはものすごく下がったところで泣く泣く売るか、もしくはそのまま売れずに塩漬け株になるかのどちらかしか選択肢はなくなります。

たとえば、10万円で買った株が、8万円になったときに2万円の損を覚悟して売っていれば、そのあと残りの8万円で別の株を買うことができます。

逆に、売らずにそのままズルズルと持ち続け、5万円、3万円と下がってしまうと、新しい株を買って仕切り直すチャンスすらありません。

このことからわかるように、損切りはネガティブな行為ではなく、次のチャンスをとらえるためのポジティブな行為なのです。

損切りのときに確かに資金は減ります。しかし、それを感情的に「失った」と捉えずに、「残るチャンスを守るために使った」そう捉えることが大事です。

株の損切りのタイミングとマイルール


どのタイミングで損切りをするかは、事前にそのルールをしっかりと決めておきます。
そのルールは、自分なりに納得のできるラインでいいのです。

一例として、買った金額より株価が10%下がったら損切りすると決めている投資家もいます。

10%という数字の合理的な数字はありません。ただ、その人のなかで、それくらいの損失ならば心理的にそれほどのダメージを感じないという感覚的なものです。

値動きの荒い株だと、買って数日も経たないうちに10%下落して損切りになることもあります。

一瞬だけ大きく値下がりして、そのあとすぐに上昇するということもあり、売ってしまったことを後悔するときもありますが、自分の決めたルールを優先することに徹しましょう。

自動売買で確実に損切りをする

実際に、買った株がマイルールで決めた損切りのラインに達したとしましょう。

そこで、事務的に買った株が売れるかというとこれがなかなか踏ん切りがつきません。心理的な抵抗が強くなるからです。


今日は相場が悪いから下がってきたけど、明日になればまた上がるんじゃないか?と、自分に都合のよい解釈で損切りを先延ばしにしようとします。

そういった心の揺らぎが、のちのちに大きな損失をもたらしてしまうのです。
そうならないためには自動売買のシステムを上手く活用してください。

今の株価よりも下がったら売るという逆指値の支持を出しておけば、自分が指定した損切りラインに到達した瞬間に、機械的に売りの注文を出してくれます。

その損切りのラインは買った金額の10%より下がったところでも、移動平均線の数値でも、自分の許容できる価格にしましょう。

日中、お仕事をしている人は株価を随時気にするわけにはいかないので、自動売買はほぼ必須のテクニックといえるのではないでしょうか?

株が売れたあとは、たいていメールやプッシュ通知で報告が届きます。
そのときはちょっただけ切なくも感じますが、あとから振り返れば売っておいてよかったと思うことの方が圧倒的に多いはずです。

多くの人が、“損切りをしたときの後悔より、しなかったときの後悔のほうがずっと大きい”といいます。

“損切り上手は株上手”という格言を心に唱えながら、事務的に損切りしていく。これが株で負けないための鉄則なのです。