ポイントでできる株式投資とは

ポイントサービスは株式投資にも拡大した


楽天ポイント、アマゾンポイント、dポイントなど、世の中にはいろいろな“ポイント”が貯まる時代になりました。他にも各社電気屋さんの会員カードのポイント、TポイントやPontaポイントといった共通ポイントカードのポイント、クレジットカードのポイント、WEBサービスのポイントなど様々なポイントサービスがあります。

そんなポイントの使い道は、今まではポイントを使って買い物をするというものがスタンダードでしたが、2016年末ごろから増えているポイントの使い道が「ポイントを投資する」というサービスです。ポイントを消費のために使うのではなく、投資のために使うことができるわけです。

買い物をしてポイントがたくさん貯まっていても、特に使い道がないという方は意外と多いのではないでしょうか。そういった方は、ポイント投資で貯まっているポイントを運用に回すことで有効活用ができます。特にポイントの有効期限が迫っている場合、そのまま放置すると期限切れとなりますが、例えばドコモのdポイント投資では運用中の期間はカウントされないため、期限切れになる心配がありません。

ポイント投資とはなにか

みなさんはポイント投資をご存知でしょうか?ポイント投資は投資のお試しにポイントが利用出来る仕組みで、近年新しい投資サービスとして注目を集めています。ポイント投資とは実際の投資と同様の運用を、現金ではなくポイントを利用して行います。現金をリスクにさらさないので気軽に始められそうですよね。

ポイント投資は、楽天ポイントやdポイントなど、各企業がサービスの利用者に対して還元しているポイントで資産運用をするサービスのことです。大きな特徴は、これまでは買い物や商品との交換に限られていましたが、株式投資や投資信託などの「資産運用」がポイント活用の選択肢に増えたことで、ポイントの利便性がさらに高くなったといえることでしょう。

この記事ではポイント投資の仕組みについて簡単にご紹介します。資産運用が気軽に体験できますので、ポイントが貯まっている方はぜひ参考にしてください。

ポイント投資の仕組み


まず、はじめに簡単にポイント投資の仕組みについて確認しましょう。ポイント投資には大きく2つのタイプがあります。

・ポイントのまま運用するタイプ

ひとつめは、ポイントをポイントのまま運用するタイプです。貯まったポイントを投資専用のポイントに変更し、そのポイント数が投資結果によって変動するようになります。新たに口座を設けなくて良いですし、税金も掛かりませんから、より気軽にできるサービスと言えます。

・ポイントを現金に変え実際に投資するタイプ

もうひとつはより本格的な資産運用ができるもので、持っているポイントを現金化し、実際の運用商品に投資するものです。この場合、証券口座の開設が必要であることが多く、また運用益がでれば、通常の株式投資と同様に約20%の税金が引かれます。手数料が掛かるものもありますので、事前に調べることは多そうですね。

★ポイント投資の二つの注意点


次にポイント投資の注意点を確認しておきましょう。ポイント投資は新たに証券口座を開設しなくてもよいことや、すでに持っているポイントを使って投資できるなど、利便性やリスク面で優れている面もありますが、ポイント投資ならではの注意点もあります。

投資のリスクに注意すること
→ポイント投資もあくまで投資ですから、やはりリスクがあります。投資元本はポイントですから心理的なハードルは下がりそうですが、「せっかく貯めたポイントも減らしたくない」という方は利用しないほうが良いかもしれません。

手数料に注意すること
→投資をする際にかかる手数料もばかになりません。特に最初のうちは利益も少なく小さいと思っていた手数料でも大きな負担になります。ポイント投資はその性質上、比較的少額での運用になる可能性が高いので手数料には注意が必要です。特に月額100円のような固定費には気をつけてください。

ポイント運用には税制上のメリットがある


ポイント投資のデメリットを先に書きましたが、ポイント投資にはポイントならではのメリットもあります。それは税金面のメリットです。ポイント投資は近年開始された新しいサービスであり、税制をはじめとする法整備が進んでいない面があります。ポイント投資はあくまでもポイントが増減するということになるので、利益が出ても基本的には一時所得扱いになると考えられます。年50万円の控除があるため、実質的にポイント運用で儲かっても税制上、有利になることが多いという点が挙げられます。

一時所得とは、営業行為や労務・役務・資産の譲渡による対価としての性質を持たない一時的な所得のことを指し、最高50万円の特別控除枠が設けられています。そのため、ポイント投資による所得が年間50万円を超えなければ非課税の扱いになります。

ただし、楽天ポイントの投信買い付けのように投資信託を買った場合、あくまでも「ポイント→円→投信を買った」ということになるので、普通にお金で投信を買うのと同じことになります。

ポイント投資のおすすめ3社


では、最後にわたしからポイント投資のおすすめ3社について少し解説を交えて紹介していきます。

・楽天ポイント投資
楽天ポイントを使い、実際の投資信託を買うサービスです。銘柄は限定されていませんから、多くの選択肢から選ぶことができます。より本格的な運用が可能と言えるでしょう。楽天ポイントのポイント投資サービスは、グループ傘下である楽天証券を使って行います。従って楽天証券の口座の開設が必要ですので、その点に注意が必要です。なお、ポイントのまま運用する「楽天ポイント運用」というサービスもあります。楽天ポイントの特徴は、ポイントを貯める手段が多いことです。

対象となる楽天ポイントは

・楽天市場での買い物で貯める
・楽天カード(クレジットカード)でのショッピングで貯める
・共通ポイントカード(楽天ポイントカード)の提示で貯める
・楽天関連サービスで貯める(例:楽天銀行ハッピープログラム)

といった手段があります。

もうひとつ、楽天ポイント投資の注意点としては「他社ポイントから交換された楽天ポイント」や「期間限定ポイント」は買付の対象外となることです。

・dポイント投資
次はNTTドコモが提供する「dポイント投資」についての解説です。dポイント投資サービスは2018年5月に開始したポイント投資です。dポイントはドコモ契約者はもちろん、dポイントカードやクレジットカードのdカードの利用者などが受取れるポイントです。このdポイントを、ポイントのまま運用するサービスが「dポイント投資」です。

dポイント投資は手数料無料、運用はロボアド自動運用大手と連携した「お金のデザイン」を使うことができ、投資にかかるリスクの大・小の2コースから選ぶだけの投資初心者向けの簡単設計なのが特徴です。投資をしたことが無い方でも簡単に始めることができそうですよね。

投資の選択肢としてはアクティブコース、バランスコースを選択し保有するdポイントを投資することができます。実際の投資信託の変動と連動して、dポイント建てで残高が変動します。dカードGOLDなどを保有されているドコモユーザーの方は、万単位でまとまったdポイントが貯まっている方も少なくないはずで、そうした方の余剰ポイントの活用に使えそうです。

・セゾンカードのポイント投資
クレジットカード大手のセゾンが提供する、セゾンカードの永久不滅ポイントを使う投資サービスです。手数料がかからず、無料でできます。これはdポイントと同じように、ポイントのまま運用するサービスです。セゾンのポイント投資は4つのコースから選びます。実際の株式と交換するちょっと面白いコースなどもありますので、自分に合ったコースを探してみてください。

セゾンポイント投資の4つの特徴
(1)1ポイントの少額から始められる
(2)4つの投資信託から選ぶだけ
(3)ポイントで積立投資が可能
(4)個別株への投資体験できる

投資初心者にとって投資を始めるの最大の壁は、お金を投資することに対する不安と、銘柄選びが分からないと感じることです。セゾンのポイント投資は(1)1ポイントから始められ、(2)4つの投資信託から選ぶだけなので、投資未経験者でも気軽に始められることが大きな特徴です。

セゾンポイント投資なら、いきなり現金で投資を始めるのではなく、「つみたてNISA」など本番の資産運用の練習として(3)積立投資を実践し、どれくらい資産が増減するのか・どのようなニュースに反応するのか、などを経験することもできます。

また、(4)個別株への投資体験もできる点は珍しいところです。個別株は価格変動が激しく、投資初心者にはリスクが高いともいわれるので、買い物の“おまけ”としてもらえたポイントを元手として、株式投資の経験ができるなら心配は少なく、投資のハードルが低くなると言えます。