株の「上方修正」発表は必ずしも株価上昇ではないことに注意!

株の「上方修正」発表は、PERもチェックする

株式ニュースで企業の「上方修正」や「大幅増益」というキーワードは毎日のように見ますよね。

こうしたニュースを聞くと、「こんな良いニュースが出たんだから、この会社の株価は今後上昇するに違いない」と思いやすいものです。
そして、なおかつその会社が優良で財務面も健全な会社であるとわかればなおさら株を買いたくもなると思います。

しかし、「上方修正」や「大幅増益」の良いニュースは必ずしも株価の上昇を予期できるものではなく、注意が必要です。
なぜなら、「その発表は投資家たちを驚かせるほどの内容か」という、重要なポイントがあるからです。

そしてその点をチェックするには、PERが重要な指標になります。

高PERでは、良い材料も想定の範囲内

ここでぜひ覚えたいのは、大幅増益とか、大幅上方修正というニュース=株価上昇とは、必ずしも言えないということです。

良いニュースだけでは、株価を動かすサプライズにならないこともあるのです。

とくに、その会社が人気株でPER面から割高になっている時などは、期待感が高くなっているので、多少の好材料が出たくらいでは、ちっとも驚かなくなっているのです。

例えるならそれは、いつも80点くらいを取っている学生が90点を取れても、周囲はそれほど驚かないのと同じです。周囲にとっては、その人が90点取ることは想定の範囲内なのです。

逆に、こうした状態の銘柄はちょっとでも悪材料が出れば株価は下落しやすくなっているともいえます。
期待が大きいほど、ちょっとしたことで落胆しやすいのです。

一方、PERが低い株はあまり期待されていない状態ですから、ちょっとした好材料がサプライズとなって株価上昇につながりやすく、また、多少の悪材料でも下がりづらい傾向があります。

さっきの例で言えば、いつも0点を取っていた人がテストで10点取れば、それは周囲にとってはとても驚きのニュースになるわけです。

好材料でも悪材料でもPERをチェックする

どんなにいい会社で良い材料が出ても、既に株価にそれが織り込まれていないかPERを確認してみましょう。

材料として重要かどうか、サプライズかどうかあくまでも、投資家が驚くかどうか、意外性を持って受け止めるかどうかが重要です。

いくら、良いニュースでも投資家の期待値が高まらなければ、株は買われないので株価は上がっていかないのです。