業績の上方修正を予想するには

企業の上方修正を予想して株を事前に仕込む


前回は、「決算またぎ」の時期は株価の乱高下が激しくなるため、持ち株を保有するかどうかの判断に注意が必要であると書きました。

企業の下方修正発表を事前に予測するには、できれば企業が出しているIR情報の「月次売上高」をチェックすることが需要でした。

この「月次売上高」を見れれば、全体の進捗率を比較して、上方修正を発表する企業を予想して、事前に株を買って仕込むということも可能です。

株を買って、発表後に株価が上がってから売れば、その差額を売却益にかえることがことができますね。

業績の上方修正の可能性を予想するには


特に月次の売上高を公表してくれる業種は小売業が多いため、自分がエントリーした銘柄が小売業なら、ぜひ月次の売上高をチェックしてみてください。

小売業とは、他者から購入した商品を、性質や形状を変えずに、最終消費者に販売する事業です。
例として、イオンやユニクロ、ヤマダ電機などが小売業にあたります。

それが決算発表前に保有したままにするか、手仕舞いにするのかの判断材料になります。

通期予想に対する進捗率で上方修正を予想する


また第一四半期の途中経過の通期予想に対する進捗率を見ることで、業績の修正がありそうかどうかも予測することが可能です。

例えば、通期で100憶円稼ぐ見込みの企業の場合、四半期ごとに25億円積み上げていければ100億円達成となります。

しかし、中間決算の第二四半期の時点で、本来であれば50憶円の到達で通期予想に対する進捗率は十分であるのに、仮に70憶円達成していたりすると、下期で上方修正を発表する可能性が見えてきます。

その時に、これは上方修正の発表が出てくると判断し、事前に仕込むのです。

上方修正が発表されることでそれを契機に翌日から株価が大幅高する展開が出てくるのです。

利益偏重型企業


しかし、これも銘柄によって気をつけなければならない点があります。それが「利益偏重型」かどうかです。

「利益偏重型」企業とは、簡単に言えば季節で「稼ぎ時」がある企業です。

例えばアイスクリームを作っている企業の場合、夏と冬、どちらのほうが売上高が高いでしょう?冬でもアイスは売れるでしょうが、やはりアイスクリームの稼ぎ時は夏場ですよね?

そうなると夏場にたくさん稼いで、その貯金で残った期間(売り上げが落ちる期間、少ない期間)をしのぐというようなタイプの企業もあります。

建設業などのいわゆるゼネコンも同じく、1‐3学期が公共施設の受注が多いため、ここでの収益がその他の四半期と比較しても大きくなる傾向があります。

企業の利益タイプと売上高を総合的に見ること


このように、企業の上方修正発表を予想していくには、企業の利益の出方や傾向にどのような特徴があるかを把握し、可能であれば月次売上高を細かくチェックしていくことがコツです。

もちろん、この考え方は下方修正リスクを予想するうえでも共通して重要なポイントになるので、しっかりチェックしていきましょう。