株で稼ぐには天候情報も見逃せない

株式投資はマジカルバナナ?


数年前に、クイズ番組で「マジカルバナナ」というゲームが流行りました。

マジカルバナナというゲームは、回答者は出されたお題から連想されるキーワードを言って、次の人は前の人が出したキーワードから連想できるキーワードを答えていきます。そして、キーワードが言えなかった人が負けになります。

例えば、最初のお題が「バナナ」ならバナナは果物なので次の人は「果物」と答えて、その次の人は果物だから「リンゴ」とリズムに合わせて答えていく感じです。

さて、話を株に戻します。

株で利益を上げるには、実際に企業の業績が上がる前に「どの企業が良くなりそうか」を考えることが必要です。

そのためにはイマジネーションの力を使うことが必要です。
これをわかりやすく言えば、「風が吹けば桶屋が儲かる」のように連想させていくのです。

何か一つの「できごと」が起これば、それが現実にどう波及していくか、どの分野・どの企業が恩恵を受けそうかを考えます。

その実例として、一時期実施された「高速道路無料化」を考えみましょう。

この政策でまず、ガソリンの消費量が増えました。
一方、無料化で割を食うのは、鉄道会社とフェリーの運行会社です。

鉄道やフェリーを使うより、高速道路を使って移動するほうが安くなったことで、業績にも大きな影響が及びました。

また、高速道路を使いやすくなったことで、観光地に行く人が増えて売り上げが増える、高速のサービスエリアの売り上げが増えるなども当然考えられます。

暑い夏、寒い冬は株価が上がる


天候も、いろいろな面で経済に影響を与えています。

外が暑くなればジュースなどの清涼飲料水やビール、アイスクリームなどの売り上げは当然上がります。これら季節要因の大きな銘柄はシーズンストック銘柄とか季節銘柄とも呼ばれます。

実際にこれら飲料メーカーやアイスクリームメーカーは、暑い夏が来ると、商品がたくさん売れて業績が上がり、逆に冷夏には足を引っ張られてしまいます。

一般的に夏は夏らしく、冬は冬らしく寒いほうが市場経済にはプラスにはたらくと言われてます。

ただし、何事も行き過ぎるのは禁物で、近年のような猛暑では、人々が外出するのを控えてしまい、レジャー産業や飲食産業が打撃を受けるというケースも増えるので、「ある程度」という注意は残ります。

その点は、季節による株価への影響を考えるときは十分に情報収集をする必要があります。

商品の売り上げピークの頃には株価が下がる


天候に関しては、長期的な天気予報もチェックしておきたいところです。
しかし、ここでも市場の先見性というものを考えなければなりません。

ジュースなどの清涼飲料水やビールメーカーの株価には季節要因があり、冬から春先にかけて上昇する傾向があります。

そして、もっとも商品が売れる8月頃には、すでに株価はピークをつけた後で、冬にかけてなだらかに下降していきます。

株価は実際に商品が売れ、企業が儲かるより先に、ピークを迎えるのです。

このことから季節性のある銘柄を買うときは、買う時期が売り上げのピークの時期とどれくらい離れているかを十分にチェックした方がよいでしょう。

日常生活から売上のピークを感じとる


日常生活で、周りの動きを見ていれば季節性のある商品のピークを読むのに役立ちます。

夏なら飲料水やお酒が店頭で大々的に売られていれば、それはその商品の売上のピーク時期と判断する材料になるし、クリアランスセールなど、大きく割引されて処分的に売られていれば、もう商品のピークは過ぎていると考えられます。

こうした視点からも、季節銘柄を買うタイミングを読む力を養っていくことが大切です。