株の銘柄管理は「監督」のつもりで

株の管理スキルが稼げるかどうかを分ける


株に慣れてくると、徐々に保有する銘柄の数も増えてきます。
そうなると、管理しなければならない銘柄も増えます。

各銘柄はそれぞれ株価が毎日変動するし、関連するニュースも毎日ではないにしろそれぞれあります。

もちろん、市場全体の大きな変動があれば、保有株全体が同時に影響を受ける可能性もあるでしょう。

それを毎日、管理するのはとても大変です。そこで今回は、銘柄管理のコツについて書いていきます。

そのキーワードは「監督」です。

株で稼ぐには保有する銘柄数は絞ること


とある熟練投資家に、今現在までに株の保有数はどれくらい変わったかを聞いてみました。

その方は、今はだいたい5〜8銘柄で多くて10くらいだそうです。それ以上は増やさないように意識的に管理しているそうで、株を始めて数年くらいは20銘柄くらい保有していたこともあったようです。

わたしも振り返ると、この方と似たような流れになっているところがあります。

銘柄数が多いと、それぞれに投じる金額も少なくなるので、リターンもそれだけ分散されてしまいます。

たとえば100万円を10の銘柄に分散すると、1銘柄10万円になります。
そのうちのどれかの株価が2倍になったとしても10万円しか増えません。

しかし100万円を半分の5銘柄に絞れば、どれかが2倍になった場合20万円も増え、その差は歴然です。

投資金額が大きければ大きいほどその差は開きますので、ある程度保有する銘柄は絞ったほうが、資産運用の効率は良くなるといえます。

「監督」のつもりで銘柄のバランスを取る


銘柄を絞るとなると、逆にそれだけ一つが大きく下がったときのダメージも大きくなりますので、銘柄選びはより真剣になります。

また、銘柄数を増やさないと決めているので、他に欲しい銘柄があったら今保有している銘柄を売ることになります。
モノを増やさないコツはなにか一つを買ったらなにか一つを捨てることですが、実は株も同じです。

約3500銘柄の中から5つに絞るのはとても難しいことですが、5銘柄をいったん選んだらそれ以外は見ないというわけではなく、買っていなくてもウォッチしておく銘柄もあります。

そして、それが今の保有銘柄よりもパフォーマンスが良さそうなら入れ替えるのです。
イメージとしてはチームプレイのスポーツです。レギュラーと補欠の選手がいて、レギュラーの調子が悪くなれば補欠と入れ替えるという感じです。

たとえばバスケットボールのメンバーを決めると、シュートが得意な選手とディフェンスが得意な選手を組み合わせて、チーム全体の総合力が最も高くなるように、得意プレイが違うメンバー選びをします。

一部分だけ特化しているのではなく、チーム全体のバランスが大事なのです。

株も同じように考えてください。同じ業種の銘柄ばかりだと、その業種が不調のときに全体のパフォーマンスが大きく下がってしまうので、意識的に業種がかぶるのは避けます。

飲食関係の銘柄で二つよいものがあれば、これからより成長して上がりそうな銘柄はどちらかと比べて、一方はスタメンに、もう一方を補欠メンバーにします。

いってみれば、投資家は株のチームの監督であり、常にチームがよいパフォーマンスを取れるようにコントロールするのが仕事です。

全体を俯瞰して、必要があるならメンバーを入れ替え、常にココのメンバーの状態に目を配る。

そんなイメージで複数の銘柄を管理運用していくのです。