株のティック回数の確認方法

株のティック回数とは何か


あなたが選んだ会社の業績が良く、財務状態も申し分のない会社でも、その会社があまり投資家に知られていなくて、投資家たちの間で売買されていなければ、その銘柄の売買は残念ながら成立しにくいと言えます。それはなぜか?

株式を発行している会社が全体でどれくらいあるのかご存知でしょうか?
株式市場にはおよそ3500銘柄の株がありますが、とても優良な会社だけども、その会社の存在・価値を周囲に知られていないという会社は山とあります。

そして、銘柄探しをしていれば、そんな掘り出し物を見つけることは特別珍しいことでもありません。しかし、そこでこれは稼げる!と安易に飛びつかずに落ち着いて、株の流動性というものをチェックする必要があるのです。そのために見るのがティック回数という数値です。

銘柄選びの時に必ずチェックしてほしいのが、1日の約定回数(ティック回数)です。
約定回数とは一日に株が売買取引された回数のことで、これを約定回数と呼びます。
この、一日に株の売買のやり取りが何回あったか、というのが大事なのです。

ちなみになぜティック回数と呼ばれるかというと、TICKという言葉は英語で値刻み、相場の刻み、呼値のことでを指します。ティックという言葉は、元々は時計の針が刻む音の「チックタックチックタック」のチックから来ているんです。

ティック回数の具体的な例

それでは、ティック回数の例を出しましょう。ある投資家が一回に1,000株の取引を約定しても、一回に1,000,000株の取引をしてもそれはティック回数としては同じ1ティック(一回の取引)となります。その投資家がどれだけ大量の株を売買しても、取引の回数としては一回です。

しかし、100株の売買を5人の投資家がそれぞれすれば、売買された取引量は500株でも、その日のティック回数は5回になります。

つまり、多くの人が取引をすればするほどティック回数(株取引された回数)が大きくなり、その株の売買は活発だと言えるのです。言い換えれば、多くの投資家にとって関心の高い銘柄ともいえます。

機関投資家などの大口投資家が参加するような大型株では、他の日と比較して出来高に対してティック回数が極端に少ない値を示す日では、大口投資家の売買が積極的であったと推測されます。

この場合、高額の出来高に対してティック回数が少ないことは、機関投資家が一回の取引で多くの株を売買したと考えられます。一回で千株や万株の売買をすればやり取りされる金額は大きいですが、取引量はたったの一回、つまりティック回数は多くならないのです。

ということは、その日の取引額(株の出来高)が大きいのにティック回数が極端に少ない場合は、高い確率で機関投資家によって大量の株が、大きな資金で一気に売買された可能性が高いのです。

出来高はその日の株の売買が成立した株数を示します。機関投資家が一度の取引で大量の株を売買すると、ティック回数(約定回数)は少なく、出来高(売買成立した株数)は大きくなります。

ですから、その日のティック回数が少なくて、出来高が極端に大きな場合は機関投資家が売買している可能性が高いのです。

対して、一般的には大口投資家が参加する可能性の少ない小型株では、出来高とティック回数には時系列的に一定の類似性が見られます。

機関投資家による大量の株の売買がないので、ティック回数と出来高には開きが少ないのです。言い変えれば、出来高とティック回数に類似性が見られる銘柄ほど、機関投資家が参入している可能性は薄いと言えます。

株のティック回数と流動性リスクの関係

もし、あなたが儲かりそうな銘柄を見つけて、その銘柄がティック回数、つまり売買が少ない銘柄であったとします。そんなとき、あなたはどう考えるでしょうか?

「今はティック回数が少ないけど、これは良い企業だからいつかはたくさんの投資家に知られて値上がりするだろう」と、その銘柄を購入して、数ヶ月〜年単位で長期保有する方法も確かにあります。

いつか、画期的な技術やサービスの展開によって業績が上がり「これはいい株だ」と投資家に気づかれて、買いが集中することで株価が急成長する銘柄は確かにもあります。

しかし、その会社がいつどのくらい値上がりするか、そもそも本当に値上がりするのかどうかは誰にもはわかりません。

ずっと持っていてもなかなか上がらずに、「いつまでたっても上がらないからもう売りたい」と思ったとき、売り注文を出しても、買いたい投資家がなければ成立しません。

逆に株価が下がってしまうこともあります。業績が振るわずに会社が倒産してしまうこともあります。倒産すれば、株は一円の価値もなくなります。

株価がどんどん下がってきても、会社が倒産しそうなときも、買い手がいなければいっこうに売ることはできずに、ただ状況が悪くなるのを指をくわえて見ているだけです。この「株を売りたくても売れない」というリスクを流動性リスクと言います。

そんな事態を避けるために、株を買うときは業績が良いだけでなく、ティック回数もチェックして、「売る時に困らない株」すなわち流動性が高く、買い手が多い株を選んでください。

そのために、ティック回数で具体的な株の流動性をチェックすることが大事なのです。

ティック回数がわかるサイトとは

それでは、どこでティック回数はわかるでしょうか?具体的には「株探」というサイトでティック回数はチェックすることができます。

「株探」は個人投資家の強い味方となる株式情報サイトです。株式関連ニュースや各種特集、企業の決算速報など、投資で勝つためのヒントとなるコンテンツが詰まっており、トレンドを先読みした効率的な投資に役立ちます。

株探のサイトはコチラ→株探

上記のリンクから、あるいは「株探」で直接検索すれば出てくるでしょう。
サイトに入ったら、トップページのランキング・活況銘柄の「活況銘柄」でティック回数(約定回数)のランキングが見られるほか、個別銘柄ページでも売買代金などとともにティック回数(約定回数)が表示されています。