株式投資のおすすめ本

株式投資にも「読むべき本」がある

どんな投資手法でも投資をするときに、「とりあえず株を買ってみたい」という理由から、なんとなく株式投資に入る人もいれば、とにかく知識を集めてしっかりと準備をしてから投資を始めたいという人もいる。どちらのタイプでも、多くの人がいずれ考えることになるのは投資について、もっと勉強してみようということでしょう。

株式投資を学ぶにしても本を読んで勉強する、インターネットで様々な投資情報を集める、SNSで話題の投資情報を集める、投資セミナーで学ぶ、投資をしている人に直接聞くなど、と株を学ぶ方法はたくさんあります。

その中でも、投資の本を読むということは最も王道でもあり、学ぶ時間やかかるコスト、得られる情報量などの点においてやるべきメリットがたくさんあります。投資を本で学ぶことは投資家にとって生涯必要なことだといえます。わたしも投資のことを、売買テクニックから投資哲学まで、多くの本からたくさんのことを学びました。

今回は、多くの投資本の中からどのようにして本を選べばよいかを解説していきます。そして最後はわたしのおすすめの投資に関する本を紹介します。

投資方法を学ぶ方法はさまざまである

株の投資方法を学ぶ方法は様々にあります。インターネットで情報を検索する、投資の本を読む、著名な投資家や専門家の開催するセミナーに参加する、などなどが代表的なものですね。そのなかでも投資に関する本を読むなら、どのような本を読むべきでしょうか。

世の中に存在する株式投資に関する本はたくさんあります。その中から選ぶポイントは最新の投資情報が乗っているモノ?書いている投資家が著名であること?具体的な投資テクニックや手法が載っているもの?あるいは直接、おすすめ銘柄が紹介されているもの?本を選ぶべきポイントはたくさん出てきますが、ここでのポイントは「日本語訳された投資本を買う」というものです。

ではなぜ日本語訳された投資本が重要なのでしょうか?その理由を、次章で詳しく解説していきたいと思います。その理由のヒントはひとことで言うと、「情報の質」です。

株の投資本は日本語訳された洋書を買う

私は本が大好きで、よく本屋に行ってはぶらぶらと店内をまわります。書店の「マネー・投資・資産形成」のコーナーに足を運べば、たくさんの投資に関係する本が並んでいます。その中には、株式投資だけでなく、FX(外国為替証拠金取引)、ETF(上場投資信託)、不動産投資、金投資、先物取引、仮想通貨などのさまざまな分野の投資関連書籍が見つかります。

わたしたちが「マネー・投資・資産形成」のコーナーに行くときは、株式投資の本を買いたいときなので、「株式」の本棚に足を運びますよね。しかし、問題はそうしたたくさんある投資本の中で、どの本を読めばいいのか、ということです。投資コーナーはブームということもあり、新刊もたくさんあるので、おススメの場所に陳列されたものだけ見てもすごくたくさんあります。

わたしたちは投資コーナーにある本のすべてを読むことができません。仮にもし時間があっても全部読む気にはとてもならないでしょう。まして忙しいサラリーマンであれば、なおさら読める冊数は限られてきます。そんなときに、「買うべき本」の目星をつける方法があります。それが「日本語に翻訳された洋書を買う」ことです。

実は、日本のベストセラーと海外のベストセラーには、決定的な違いがあります。日本と外国のベストセラーの決定的な違いとは、読む人の層です。よく知られていることではありますが、日本人の教育水準は世界的に見て非常に高いのです。より正確には、日本の中間層の教育水準が極めて高いです。したがって、日本では数多くの人が読書をする傾向があります。日本で昨今、本を読む人が少なくなっているとも言われていますが、それでもまだまだ日本はその教育水準の高さから多くの人が本を読んでいるのです。

一方、海外はというと教育格差がかなり大きい国が多いのです。日本は識字率が100%ですが、外国に行くとそうではないのです。したがって、外国では読書習慣があるのは必然的に知識人層ということになります。ですから、海外のベストセラーというのは、言い換えれば、海外の知識水準の高い人たちから支持されている本、ということになります。

投資関連書籍についていえるのは、投資の本を読んで勉強しようという人は、海外では投資に意欲的に取り組んでいて、実力が高い人たちが多いということです。そしてそのような環境で受け入れられるような本は、良書である可能性が高いわけです。

海外の翻訳本は出版社が手間をかけている

前章では、海外の投資本の方が読者層の違いという理由からして良書であると書きましたが、日本語訳された洋書を読むべき理由は、ほかにもあります。洋書の翻訳本に良書が多い理由は、出版社が取るリスクで説明ができます。

英語で書かれた本を日本語に翻訳して出版するとき、出版社が取らなければいけない手順は、日本語をそのまま出版するより遥かに多くなります。まず、原書を出版した外国の出版社とコンタクトを取り、日本で出版する許可を得なければなりません。次に、英語で書かれた原書を、日本語に翻訳する訳者を探さなければなりません。

いずれも、日本人が書いた本を出版する際には必要のない手続きです。翻訳本は、より多くの経費がかかるため、初めから日本語で書かれた本と比べて高価になる傾向があります。海外で出版された本を日本語に翻訳して発売することは、出版社にとってはコストがかかり大きなリスクを伴います。そうしたリスクを負って出版された本は、出版社が「この本は売れるに違いない」と、自信を持って出版したものが多いのです。

ほかにも、書店の店頭で読むべき本を探す方法はあります。それは最初の出版から何年も経っていて、過去に何度か改定がされているような書籍を選ぶというものです。出版から何年も経っても絶版にならずに販売が続いているような書籍は、時代を超えた普遍的な真実を述べているものが多い。ある意味、不朽の名作ともいえるでしょう。例えば「ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理」などは原著から改定を重ねて現在は第11版となっており、いかに多くの投資家に読まれてきたかがわかります。

もしあなたが投資家なら、直近の2、3年間しかその成果を証明されていない手法と、過去40年間にわたって、ずっと実績を上げてきた手法のどちらを学びたいでしょうか?おそらく、後者だろうとおもいます。現代は、電子書籍の普及も後押しして、数多くのの書籍が毎年出版される時代になりました。だからこそ、限られた読書時間を最大限に有効活用するためのスキルを身につけたいものですね。

株式投資を学ぶのにおすすめの本

それでは最後にわたしのおすすめする投資の書籍を紹介します。

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
敗者のゲーム〈原著第6版
株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす
ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け
投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識

どれも、分厚く内容が難しいものもありますが、誰もが知る一流の投資家が自らの経験や研究から導き出した、株式投資のエッセンスを学び取ることができます。ぜひ、一読をおすすめします。