株は「資金管理」が稼げる大前提
これまで、「投資で長期間勝てる、稼ぎ続けることのできる投資家は、明確な資金管理を徹底する」と書きました。
そして、多くの投資初心者は、この資金管理ができずに損失を出して失敗し、はやばやと株の世界から退場していくとも書きました。これは、本当に残念なことです。
株式投資は、正しい知識技術と経験を積めば、利益を出すことは誰でもできます。
あるに越したことはありませんが、特別な才能やメンタル、情報源がなくても誰でも、十分に稼ぐチャンスはあります。
それが株式投資の良いところでもあります。
きちんと行動すれば結果はついてくるのです。
ですが、株は生半可な気持ちでやれば、必ず大きな痛手を受けることも事実です。
一円でもプラスを得ようと思ったら、そしてそれを続けたいなら、それなりの真剣度で、ひとつひとつのステップを踏むことが必要です。
だからこそ、資金管理の重要性についてもう一度話します。
しつこいようですが、これを欠くと本当に続きません。
続かないとはつまり、勝てる投資家になれないということです。
株式投資は心理戦
個人投資家の多くは、仕事や日常生活の合間に株式投資をします。
株の取引は朝の9時から15時30まで、つまり働いたり家事をしているときです。
その間にも、持っている株の株価はは刻一刻と値動きをします。
仕事をやりながら、ハラハラドキドキしないで取引を行うには、明確な資金管理が必須です。
ハラハラドキドキした気持ちでは、どうしてもメンタルにブレが出ます。
ブレが出ると、いとも簡単に決めたルールを破ってしまいます。
そして、損を出して嫌になって、ま衝動的に悪手を打つという悪循環になります。
それを防ぐためには、明確な資金管理の土台が必要なんです。
土台がしっかりしていれば、急な局面でも慌てることなく対応できます。
株式投資は心理戦です。
それゆえ、メンタルが安定していればそれだけで勝率がグッとあがります。
仕事の合間という条件がある個人投資家にとって、メンタルをコントロールすることはそのまま株の成否につながります。稼げるか稼がないかが、ここで決まります。
株で稼ぐための資金管理のポイント
では、復習に入ります。
資金管理の具体的なポイントは、
①運用資金の目安、どの程度のお金を使うのか
②運用資金をどう分配していくか
この2点です。
多くの人は、この2つを曖昧に売買ルールだけ、あるいはなんのルールも決めず、投資に臨んで失敗してしまいます。
これではギャンブルと変わりません。
いくらで買い、いくらで売るのかを決めておくだけでなく、そのもっと前に資金管理をする。
資金管理は売買のルールが有効に機能する土台になるのです。
勝てる投資家は、きちんとした資金管理という土台の上で、売買ルールを効果的に使って稼いでいます。
初めて株式投資をする人にとっては、そんなのめんどくさいと思われるかも知れません。でも、
めんどくさいことを飛ばした。そうしたら、ただ損して終わった。それなら、ま
ったく意味がありませんよね?悔しさと後悔が残るだけです。
しかし、株式投資に挑戦した大半の人が、このことを知ってか知らずか、このパターンで失敗して市場から去っていくのです。
まずはこの事実を知り、資金管理を守ってください。これが稼ぐための、最初の大きな一歩です。