儲けるにはまず、株は資産運用であることをまず理解する

株式投資に対する正しい認識が儲ける入り口


わたしが直接人から聞いたものから、本やネットを見たりしてわかることですが、意外なほど多くの方が、株式投資をなにか一発逆転で大儲けできるギャンブルと捉えています。

それゆえ、「株は失敗すると大損するから怖い」「性格的にわたしに株は合わない」「株をするような大きな資金はない」という理由で株を始めない人も多いです。

しかし、実際には株式投資はギャンブルとは全く違い、むしろ正反対のものです。

株は可能な限り、利益の出そうな銘柄を自分で調べて、売買に対する明確な根拠を持ち、リスクを負うにしてもどの程度のリスクを負うのかを自分が選び、コントロールできるものです。

このことを理解しないで株式投資を中途半端に理解して始めてしまうことは、それ自体が大きなリスクを伴います。このことをまずはしっかり理解して投資に臨みましょう。

株式投資と資金管理


ここで今一度、株と資金管理について話します。

人間の感情は、お金の豊かさと強烈に結びついていて、人生の幸福はある程度は、経済的な豊かさに依存するといっても過言ではないと思います。

そして知っての通り、株式投資はお金を運用して利益を得る方法です。
それゆえ、株式投資においては感情をうまくコントロールできることが儲ける秘訣でもあります。

ですから、株式投資で稼ぐには感情コントロールと密接に関係する資金管理について、徹底的な理解とコントロールが必要なのです。

株式投資においては資金管理が十分にできていないと、投資によって発生する感情の揺らぎをコントロールできません。損失が出たときにただただ不安や怒りに駆られて無茶な資金を投入したり、根拠のない銘柄を衝動的に買ったり、少しの値下がりや値上がりで焦って売買を繰り返したりしてしまうということが防げます。

資金管理において具体的に重要なことは、どの目的に対してどの程度の資金を振り分けるかを明確にしておくことです。

たとえば、一つの銘柄に対しては全ての資金を銘柄購入に充てるのではなく、必ず予備の資金を残しておきます。この予備資金は株価の値下がりによって損失が出た場合に、次の銘柄を買うための資金でもありますし、株価がもっと上がると見越した時に、買い増しをするときの資金でもあります。

こうした予備資金がなければ、株価が大幅に下がって大きな損失を出した時にその後の再スタートが非常に困難になるし、買い増しのチャンスがあっても資金がなければ大きなチャンスを逃します。

こうした事態を防ぐためにも、ひと銘柄に対しては一定の資金を常に残しておく必要があるのです。

また、資金管理には銘柄の売買ルールも含まれます。特に基本的で大事なことはロスカットの(損切り)ルールです。株価が下がってきたときにどこまで株価が下がったらロスカットするのかそのラインを決めておく、これも資産を減らさないためのとても大事なルールです。

こうした、明確で具体的な資金管理のルールが株で儲けるために必要不可欠であり、必須のルールなのです。

株式投資とは資産運用である


何回もお話することですが、株式投資は資産運用です。

株は資金がない人が、お金を借りてまでやるものではありません。
借金することと資産運用をすることとは、エネルギーの方向がプラスとマイナス。
全く、正反対を向いているのです。

「お金がなくて困っているから株式投資で早く増やしたい」「面倒な過程は飛ばして手っ取り早く儲けて好きなことがしたい」という人もいます。

そういう人は金利の高いローンでお金を無理に借りてきたり、当面の生活費や持ち家、車などありったけの資産を売ってお金をこしらえたりしますが、借金には必ず返済期限・計画、利息がついてまわります。それに、家や車を売って投資をして背水の陣で臨んでも、もし失敗したら取り返しのつかないほどのダメージを負うことは想像に難くありません。

こういった背景で追い詰められた心理状態では、視野が狭くなり、感情コントロールもできず、株式投資においても焦って売買判断を誤ったり、無茶な投資をしがちになります。
せっかく定めた儲けるための売買ルールも簡単に破ってしまいます。

少し前の記事でも書きましたが、そうした気持ちに余裕のない人が、「仕手株」にひっかかってしまったりします。

 仕手株とは、仕手(違法行為でお金をだまし取る人、集団)が利益を得るために利用する、投機的な取引の対象となりやすい株式のことです。主に、株価の安い低位株で、空売りが可能で発行株数が少なく、浮動株比率が低い銘柄がターゲットになる事が多いです。

一日でも早く、たくさん儲けたいという気持ちはわたしもよくわかりますが、だからこそ、無理な借金で始めることは絶対に避けてください。

余裕資金がない人がまずやるべきことは、投資資金を貯めることからです。
貯めている間も、売買のシミュレーションをしたり、本を読んだりして、いざ始めた時のために勝率を高めることができます。

なにも実践売買だけが投資ではありません。投資のための勉強だって、お金を生む立派な投資行動なのです。

そうした過程で、「チャンスまで備えて、じっと待つ」という過程が、稼げる投資家に必要な資質を磨きます。