株で稼ぐにはまず、株がギャンブルでないことを理解すること

株式投資とギャンブルの違い


株式投資はけしてギャンブルではありません。

株式投資では、株価の下落などによって投資したお金が減ることがあります。株にはお金を失うリスクがあるのです。

そのため、「株ってギャンブルでしょ」「株なんて宝くじと同じようなもの」と思っている方も以外と多いです。しかし、もういちど言いますが、株とギャンブルや宝くじとはまったく違います。

株とギャンブルと違いをはっきり分けると、

ギャンブル=全員が出したお金を、勝った人が総取りする。全体で見れば、全員が負ける
株式投資=投資した企業が成長することで、全員が儲かる可能性がある

まず、競馬や競輪、あるいはパチンコやスロットなどのギャンブルと、株式投資の違いを考えてみましょう。

ギャンブルというのは参加者が出し合ったお金を、参加者同士で奪い合い、勝った人がすべてをもらえるという仕組みです。

たとえば、100人が1万円ずつ掛け金を出して、勝った1人が100万円をもらえる、ということです。このときに、参加者が出したお金(掛け金)の総額が増えるということは、ありえません。

株式投資で利益を得るときには、それが配当でも株主優待でも、その儲けは企業の営業活動によって得たお金から発生します。

自分の投資したお金は、その会社が企業活動をするための資金として使われ、その結果として株主にも利益が分けられるわけです。

株で勝つための4原則


先述したように、株式投資は生活費とは別に準備できる余裕資金で行います。
なぜなら、株式投資はギャンブルではないからです。

けして、「今ある預金をありったけつぎ込む」とか「子どものために今まで貯めた資金」とか、「冬のボーナスで一発勝負」とか、そういったことはしないでください。

そういう形で「この株は絶対に値上がりするから、このチャンスは逃せない」とか「有名な投資家の〇〇さんが激推ししてる!」「ネットですごく盛り上がってる」という理由で株をすると、確実に大損してしまいます。

大きく儲ける投資家、勝ち続ける投資家、長期で株式市場に生き残る投資家ほど「株に絶対はない」ことをよく理解しています。

だから、どんなに良い銘柄・相場であっても株の買い数量や、投資資金、売買タイミングを計画的に分け、「いかに負けないで、勝ちを積み重ねるか」を徹底します。

稼ぐ投資家は、そうした「勝ちの投資経験」をいくつも積み重ねて成長しています。
そして、その結果として大きな富を手に入れているのです。

中には、ギャンブル感覚で大金を投じて一時的に大きく儲ける場合もありますが、そういうケースでは、計画や根拠が薄いので再現性がなく、勝ち続けることはできません。

短期投資にしろ長期投資にしろ、株で稼ぐには4つの原則は共通が共通しています。
それは、
①株の売買のタイミングを最適まで我慢して待てる
②株を分割買いするなど、先を見て慎重に売買できる
③自分の考えた根拠で投資する株を選べる
④冷静に株の資金管理が守れる

これができることが、稼げる投資家の原則です。

株を始める最低資金が50万円からのワケ


株で稼ぐための4原則を守るためには、明確な売買ルールに基づいた資金管理が必要不可欠です。

資金管理ができていれば売買ルールも守れますが、そもそも資金管理という土台ができていなければそれも破綻してしまいます。

これまで株式投資をするなら、その余裕資金として最低でも50万円くらいは欲しいこと、そしてなぜ50万円からなのか、その理由について書いてきました。

もうご存じかもしれませんが、日本株のほとんどは100株あるいは1000株単位でしか買えません。この100株や1000株という単位を最低購入単元と言います。

株は100株とか1000株とか束で買うことしかできないので、例えばひと株の株価が1000円の株を100株からしか買えない場合は10万円(+売買手数料)の資金が必要です。

となると、株を最初に買い付ける費用、そして株価が値下がりした場合の対処費用、そして、暴落や会社の倒産など、もしものときに余裕を持つための予備資金(通常は使わない資金)を用意すると考えると、やはり最低でも50万円は欲しいわけです。


50万円もあるなら、もっと他の株を買ったり、数を多く買えば良いのでは?と思うかも知れませんが、それは違います。

買った株が予想外に値下がりしてしまって、株を売ってロスカットするということは当然あります。株価が下がってしまった状態で売るのですから、もちろん資金は減ります。

このときに、資金ギリギリまで投入していたら、次の新しい株を買う資金がなくなって身動きが取れなくなってしまいます。そうなると最悪の場合、投資自体ができなくなってしまい大幅に時間をロスします。

仮に再開する気があっても、資金集めにすごく時間がかかってしまいます。

また、もし暴落が起こって株価が下がっても、それが一時的なものであると予測できる場合は、あえて安いときに買って株を買い増すというチャンスも生まれます。それも余裕資金があってのことです。

そういうときのために、ひとつの銘柄に対して余裕資金は必ず用意しておくのです。
このことを理解して投資の資金管理ができるかどうかで、株で勝てるか勝てないか決まってしまいます。

株で稼ぐためにはまず、株がギャンブルではないことを理屈でしっかりと理解してください。
それができれば、株で稼ぐ4原則の重要性もわかってきます。

それがわかれば、資金管理や売買ルールを守る動機も強くなり、無計画な投資で痛い目に遭うことも防げます。