あなたが投資をしない理由はなにか

あなたが投資をしない理由はなんですか?

もしも、このブログを読んでいるあなたが、まだ何も投資を始めていないのなら、その理由はなんでしょうか?あなたが投資をしない理由は「怖い」「損する」「悪いこと」という思いがあるからでしょうか?…でも本当は、その思いは、思い込みや先入観だけかもしれません。

とはいえ、大方の日本人にとって、投資は「怖い」、「損する」、「悪いこと」、「不労所得を当てにするなんて」などネガティブなイメージの方が圧倒的に多いようです。また、投資を始めたくない理由としては「十分な知識がない」、「投資をするまとまったお金が無い」、「そもそも投資に興味がない」等々。気持ちは分かります。

しかし、本当に「投資」はそんなに敷居が高く、扱いにくく一般生活者にとって特段必要のないものなのでしょうか。ちょっとだけ見方を変えてみたら、全く真逆なものが見えてきます。

「投資が怖い」のはどこから来るのか?

投資が「怖い」のは、 自分の投資先が下がるからです。一度に投資すると、あとは上がるか下がるかのどちらかだけです。運良く上がれば嬉しいが下がると「怖い」、それなら 一度に投資しないことです。

投資する時期を分散した「 つみたてNISA」や「 確定拠出年金」なら、 下がった時こそたくさん買えるので、むしろ嬉しくなり、怖くなくなります。

投資をして「損をする」ことが怖いのも、投資を始められない大きな理由でしょう。
自分が投資した金額よりマイナスになると、確かに「損」です。が、それは 「増える」、「プラスになる」投資のやり方を知らないだけです。「損しない」ようなやり方にすればよいだけの話です。それはひとことで言えばリスクマネージメントということです。

短期間でのトレード(売り買い)は勝ち負けの世界に嵌ります。一時期に一点投資をすると「損する」確率は高くなります。しかし、つみたてNISAや投資信託のような、時間を味方に複利効果を生かしじっくり構えることで、「損する」確率が格段に低くなり、確実な成果が望めます。

「投資家の95%は、ただただ一夜にして大儲けすることしか頭にない。」「すぐにお金持ちになるのは簡単なことではないが、ゆっくりお金持ちになるのは簡単です。」著名な投資家 ウォーレン・バフェット氏の言葉です。

投資は「悪いこと」?「不労所得」は悪いもの?

世界中の人にとって喉から手が出るほど欲しい「モノ」。例えば、ある企業が「全てのガンに効く特効薬」を発見したとします。でもそれを製造するには、巨額の資金が必要です。
そこであなたが、「お金を(投資して)下さい。」と呼びかけられたならどうしますか。

「私が汗水垂らして稼いだお金をいくら良いものだとしても、投資はリスクがあるのでチョットね。」と躊躇しますか。それとも、「世の中にとって必要なものだね。それなら、僅かばかりだが寄付のつもりで投資しよう。」と出資しますか。

やがて何年かの後、投資した企業が大きな利益を上げ株式を公開すると、 株主(出資者)は値上がり益と配当を手にすることができます。もし折角の大発見や新技術でも、資金の出し手がなく、世に出ず埋もれてしまったならどうでしょうか。

社会的損失だけでなく、大きな商機も生まれず、巨大なマーケットを多くの人が享受することもなく、 経済にとっても決して良い結果とは言えないでしょう。投資の意味するところは、決して「儲けや得すること」だけにあるものではありません。

「まだよく分からないけれど、半信半疑ではあるけれど、リスクはあるが寄付みたいなものだけれど、信じて自分の資金を投げてみよう。」という一面もあります。その行為が、キャピタルゲインやインカムゲインの「 不労所得」となって還ってきたとしても、 決して後ろめたいことでも恥じることでもありません。

投資は「十分な知識がない」、「まとまったお金が無い」とできないか

知識も、まとまったお金も必要としない投資のやり方が「 つみたてNISA」や「 確定拠出年金」です。とにかく制度に乗りさえすれば、誰にでもできます。

そもそも時間の経過と共に結果を出すことができるように仕組まれているのですから、余程浮気心で投資信託の売り買いをしない限り、大丈夫なようになっています。

「つみたてNISA」なら 1,000円からでも始められます。「そもそも投資に興味がない」すべての人が投資を必要とするとは思いません。

しかし、フランスの政治学者であるトマ・ピケティは、「古代から現代に至るまで資本収益率(r)は常に経済成長率(g)を上回ってきた。2000年迄上昇してきた成長率(g)は今後 2100 年に向かって下がる一方である。

しかし資本収益率(r)はずっと4~5%が維持される。(運用の有無で)貧富の2極化は益々拡大する。」と予測しています。
※(r)とは、利息・配当・値上がり益など労働収入によらない収益

投資と資本収益率


資本収益率とはなにかというと、資本(ストック)が生み出す収益率が、資本収益率(r;return on capital)です。たとえば、100万円の資本を使って、利息や投資などで1年間に5万円の収益を上げれば、資本収益率(r)は5%になります。あなたが100万円、何かに投資して、トータルで5万円儲けが出たなら、資本収益率は5%です。

資本(ストック)は、人間が蓄積した富の形態(建物、機械、工業生産物、農林水産資源、インフラなど)と、天から与えられた天然資源(土地、石油、ガス、希土類など)も加えて考えます。土地は、人口の集中などで、需要が高まれば、資本価値は高まります。土地に建物を建てれば、賃貸料という形で、資本所得が得られます。

天然資源(石油、ガス、希土類など)は、天から与えられた資源ですが、発見や採掘できなければ、資本価値はありません。しかし、「天然資源は、採掘可能になれば資本として使えるので、資本価値が高まります。

天然資源の所有権や採掘権は、資本所得になります。所有権や採掘権はそこから生み出される富を独占できるからです。一方、労働者は、提供した労働に見合う所得しか得られません。所有権や採掘権は汗をかかなくても資本所得を得られますが、労働者は汗を流して労働しなければ労働所得は得られません。

ピケティは、「資本=ストック=資産=財産=富」を同義語として使っています。

もし、ピケティの言葉が気になるのなら、あるいは共感するのであれば、 世界経済の発展を取り込むような投資運用にチャレンジしてみて下さい。まとまった資金は必要ありません。

始めてみると、今までの思い込みやイメージが変わり、 「老後不安」を消し去る大きな糧となることに気づくかもしれません。