株の悪いニュースはIR情報でチェックできる

株式銘柄の下方修正につながる「悪いニュース」を見つける


最近は、残念ながら自動車メーカーや食品会社のデータ改ざんや、賞味期限の偽装による「悪いニュース」が新聞を賑わせています。

こうした故意に起こした事件のニュースが信頼の低下による業績の低迷、そして株価の大きな下落を起こし、株主は大きな損失の危険にさらされます。

これを防ぐには、購入を検討している会社のニュースを事前によく調べることです。
特に、企業が自社のサイトで直接発表するIR情報を細かくチェックすることが肝心です。

株式投資で注意すべき「悪いニュース」とは


会社が不祥事を起こすと当然のことながら株価は下がります。配当利回りが良いからと言って、株価が下がった原因を調べないのは良いことではありません。

たとえ配当利回りが良くても、株価を下げた原因が、会社の経営に重大な影響を与えるものならば、その銘柄は買うのはよしたほうが良いでしょう。

では、注意すべき「悪いニュース」とはどんなものでしょうか?

それは、自動車メーカーによるデータの改ざんや、最近なら食品の品質偽装、安全基準違反などの会社が故意に行った不祥事です。

ごく最近では、クロネコのヤマトホールディングスの子会社で、引っ越し事業などを展開するヤマトホームコンビニエンス、千葉市にある「ホテルポートプラザちば」、大きなニュースにもなった大手旅行会社「てるみくらぶ」などが不祥事を起こしています。

食品の食中毒事件など、「一生懸命まじめにやっていたけどミスをしてしまった」というような不祥事による株価の下落は、一過性にとどまることも多いです。

しかし、データ改ざんなど会社が故意に起こした不祥事は、消費者の不信感を招き、その会社の商品は売れなくなります。

そうすると当然ながら業績が下がり、さらに悪い「業績の下方修正」というニュースが出て来る可能性が高くなります。

それでは、そうした業績の下方修正が発表される可能性は、どこから予測することができるでしょうか?そのために重要な方法が、IR情報のチェックです。

IR情報とは企業が株主に対して提供する情報のことです。次章ではこのIR情報に関して解説していきます。

下方修正の可能性はIR情報から見つける


IR情報とは、「Investor(投資家)Relations(関係)」の略で、企業が投資家(投資する人)に対して会社情報を公開することです。

日本でIR情報は「投資家向け情報」となります。企業の業績だけでなく、新製品情報や人事戦略なども株価に影響するので、最近ではIR情報を「PR(プロモーション・宣伝)」や「HR(ヒューマンリソース・人事)」と一緒に考えられています。

企業の業績の下方修正が出ると、さらに株価下がるリスクが高まります。最悪の場合、上場廃止や倒産にまで追い込まれることもあります。

このような企業の情報は、信頼性の高いものを入手することが大事です。

根拠のないウワサではなく、企業が発表するIR情報を企業のホームページでこまめにチェックしてください。

なぜ、IR情報なのかというとそれは企業が直接発表するニュースで、第三者を通していない最も信頼性のある情報だからです。
そして、どこよりもまず始めに発表される情報が企業の発表するIR情報なのです。

株式投資は情報戦でもあります。いかに有益な情報に早く気づき、行動を起こせるか。
このことを頭にいれながら情報収集をしていきましょう。

意識的に変わるだけで、潜在意識も学習していき、重要なニュースに気づくのが速くなるだけでなく、より有益な情報を見つけやすくなります。