株式投資で自己資本比率が20%以下の会社は要注意

株式投資の自己資本比率とリスク管理


以前、ファンダメンタル分析で自己資本比率の話を書きましたが、今回はそれについて別の角度からそれを書きます。

具体的には自己資本比率を見て、その会社は借金が多すぎないかどうかを考えましょう。
自己資本比率が高ければ高いほど、その会社の経営状態は安全だといえます。これは銘柄選びの段階でとても重要です。


自己資本比率は、会社の実力を測るのにも役立ちますが、銘柄を保有するときのリスク管理としても重要なポイントなのです。

今回は、この自己資本比率をリスク管理という側面から理解していきましょう。

株式投資と会社の借金


上場している企業には、ほとんど借金をしていない会社もあれば、膨大な借金をしている会社もあります。もちろんチャンスがあれば借金をして、ビジネスを拡大させることは悪いことではありません。

しかし、「今がチャンスだ!」と思ってたくさんの借金をして、人員増加や設備投資して、事業を拡大したのに、それが上手くいかなかったら経営は傾いてしまいます。


たとえば、景気が大きく悪化した2008年には、売れない在庫商品の山、使われない生産設備の山、それらを買うためにした借金の山を抱えて倒産した企業がたくさん出たのです。

多くの企業が積極的な投資を展開し、そのタイミングに景気が一気に悪い方に傾けばこうしたことは容易に起こり得ます。

株式投資で借金が多いかどうか見る方法が自己資本比率


借金がその会社にとって多いかどうかを簡単にチェックするのに役立つのは「自己資本比率」を見ることです。

これは、会社の資産のうち負債以外の部分がどのくらいの割合あるのか、を見る指標です。


会社の総資産から、負債を引いた部分を純資産といいます。これは、返さなくてもよくて、自分自身に属している資産であることから自己資本と呼ばれます。

この自己資本が資産のうちどのくらいを占めるのか、その割合を見るのが自己資本比率なのです。

株式投資の自己資本比率は一般的に50%以上が安全圏


自己資本比率が高いほど、その会社の安全性も高いといえます。
業種によっても異なりますが、一般的に50%以上ならば安全性が高いと判断できます。

50%未満でもダメではありませんが、危険な会社も少し混ざってきます。
20%未満になると、危険な会社がだいぶ多くなるでしょう。

金融や不動産など特殊な業種では10%前後でも通常の姿と言えますが、金融は1ケタ台前半、不動産は1ケタになると危険性が高くなってきます。

いずれにしても、自己資本比率が低すぎる会社にはよく注意をし、原則として投資対象から外すのがいいでしょう。