下方修正リスクを避けるには

下方修正で株価は下がる


年に4回ある業績発表で、企業は経常利益や当期純利益でその成績を発表します。

投資家はその発表を見て、今後、その株を保有したほうが利益になるか、あるいは損失を出すリスクがあるかを判断します。

企業が投資家にとって思ったような利益を出せなかったり、下方修正発表で危険を感じさせることがあった場合、投資家は当然、資産を守るための行動を考えます。


投資家がそのような時にとる自衛手段は、保有している株を一部だけあるいは、全て売って含み損が出る前に株を売ってしまうことです。

そうして株価が売られると株価が下がるので、それを見た他の投資家も売りに出して、連鎖的に株価が下がってしまいます。
そして、手段を講じるのに遅れた人は、含み損を出してしまいます。

こうしたことを防ぐには、業績予想を的確に読んで、そのリスクを察知することが必要です。

業績予想は企業の自由に出せる


業績予想は、会社が好きなように出せるので、発表が控えめな企業もあればビッグマウスの企業もあります。

目標が達成できず、下方修正が発表されてしまうと株価は下落します。
では、その予想が妥当かどうかはどこで判断するべきでしょうか?

それは途中に出される年に4回の決算発表から判断することができます。


例えば、通期目標(会社がその1年で達成する最終目標)を最初に100億円とした企業があるとします。

それならば、1期で25億円ずつ業績が出せればそれは達成できることになります。

しかし、一回目の決算発表で20億円稼いでいて、2回めの発表で30億円しか稼げてなくて、三回目でも半分の50億円だったとしたら、あなたはどう思いますか?

残りの三ヶ月で、半分の50億円を稼げるか、不安になりますよね?

とすれば、この時点でこの企業の株は買うには適していないということになりますよね。

中間期の成績をよく見る


このように、買う銘柄の下方修正リスクを見つけるには、通期の目標に対して、実際にはどのような経過を辿っているかを見ることが重要です。

去年やその前の年度の通期と中間の業績をチェックして、安定して、達成できている企業であれば、下方修正リスクは低いといえます。


もちろん、それを見越して買った銘柄でも、決算短信はその都度しっかりチェックして、業績をチェックしていくことも大事です。

また、下方修正の発表は、決算短信のとき以外でも臨時で出ることもあるので、1日1回はチェックしてください。

今は、ネット証券サイトで保有株に関連したニュースが出ると、アラートやメールで知ることができることが多いので活用していきましょう。

業績にも企業のクセがある


もうひとつ、気をつける点があります。それは、企業によって業績が出やすい時期、出にくい時期があるということです。

例に出すと、アイスクリームを売る会社であれば、当然売れ行きは夏の方が大きいですよね。逆に、冬はアイスクリームは売れなくなるので差は大きくなります。

こうした点も頭にいれないと、「この会社は業績の出方が不安定だから危ない」というような判断にもなりかねないので注意しましょう。