株式投資の板情報のリスク管理

株式銘柄の板情報も多くのリスク管理が必要


指値で株の売買をする、株価の今後の動きを読む上で便利かつ欠かせない「板情報」ですが、板情報だけでもリスク管理するポイントが多くあります。

成行注文では板情報が使えないこと、板情報に出てくる特別な表記「S」や「特」マークについて理解しておきましょう。

今回はその点について詳しい解説をしていきます。

時間外の株式銘柄の板情報からは値動きが見えない


板情報を見るうえで、注意してほしいことが2つあります。

一つ目は、板から読むことができる株価の値段の情報というのは、あくまで目先の動きだということ。

取引時間外に表示されている板は、取引時間終了時点での情報になります。

今日の取引が終わると、投資家たちは改めて明日の作戦を立てるので、取引時間終了後の“止まっている板”から明日の値動きを読もうとしても、なかなかうまくはいきません。

これが、板情報を使う上での注意点のひつめになります。

板には「成行」の注文は出てこない

もうひとつの注意点は、板情報には「成行」注文の数は含まれないということです。


値段を指定せず、とにかくすぐに買いたい(もしくは売りたい)という成行注文の場合、注文が板に表示される間もなく、売買が成立してしまうという感じです。

したがって、板では買い手が多いと見えていても実際の取引では、大量の売りの成行注文が入って株価が暴落してしまう…という可能性もあります。

取引時間内に売買するなら「歩み値」という、約定した値段と株数が見られるサービスを併せてみるようにしましょう。

株式銘柄板情報は「S」や「特」のマークに注意!


板情報には時々、通常でてこない特別な表示が出ることがあります。

たとえば、買い(売り)注文に対して売り(買い)注文が圧倒的に多いような場合は、「特別気配」となって「特」マーク板情報に表示されます。

また株価がストップ高(指定の値幅制限いっぱいまで買われた)やストップ安(指定の値幅制限いっぱいまで売られた)では、特別な「S」マークが表示されます。
これは、STOPのSのことで「株価がストップ安あるいはストップ高である」ことを示します。


こうしたマークが板情報に表示されたら、初心者のうちは十分に慎重に、様子を見たほうが良いでしょう。
それほど急ぎでないなら、取引を止めるのも立派な戦略です。

そうした銘柄はいったん、前後の時期になにか特別な動きや発表がなかったか調べたほうがより安全です。
多くの場合、ストップ高やストップ安を起こすときは前後で大きな動きやニュースがあります。