株という資産運用のリスクを知ろう

株式投資は資産運用である


株式投資はギャンブルではなく計算して行う立派な資産運用である。このことは、ブログでも幾度も書いています。

資産運用には株の他にも、投資信託や不動産、金など多くのものがあります。

誰にでも身近な年金も資産運用になりますし、銀行に預金していることも、長期間預けることで利子が発生するれっきとした資産運用といえます。
年金はiDeCoという名前で積極的に売り出している資産運用面の強い年金優遇政策ですね。

どの資産運用にもいえることは、それぞれが大きな利益を生む可能性を秘めていると同時に、リスクもあるということです。

今日は、資産運用のリスクについて解説していきたいと思います。

資産運用のリスクは「値動きの振れ幅」のこと


資産運用にリスクはつきものですが、この「リスク」の意味を正しく知っていますか?

ここで、資産運用のリスクの意味と上手な付き合い方について考えてみましょう。

リスクのことを「危険」という意味にとらえている人は多いかもしれませんが、資産運用ではこのリスクの意味は異なります。

金融商品にいわれるリスクとは、結果が不確実で予測ができず値動きが上下に振れる変動幅を意味で、「危険」という意味ではないのです。

株を含めた金融商品の価格は上にも下にも変動するので、上方向に動けば利益となり、下方向に動くと損失になります。
最近話題の、仮想通貨がありますが、仮想通貨は儲けの幅も大きいけど、下落に転じた時の下落幅も大きいためリスクが高いです。

逆に預貯金のように利息がゼロに近くても、値下がりするリスクもほとんどない商品はリスクが低いといえます。

このリスクを十分に理解していないと、仮想通貨投資では大ダメージを受けてしまう危険があります。事実、投資未経験の人が仮想通貨を気軽に始めて、大やけどをした人は多くいます。

リスクというのは損失だけでなく利益も含めた変動幅を指すので、「思いのほか値上がりして大きな利益が出た」という場合、リスクが高い商品といえるのです。

仮想通貨やFXはその代表例とも言えるかも知れません。

これらは、少ない元手でも短期間で大きな儲けを生む可能性がありますが、常に逆の可能性もはらんでいるのです。

資産運用のリスクはたくさんある


それでは具体的に、資産運用にかかるリスクの一部を見ていきましょう。

価格変動 (マーケット) のリスク

株式はもちろんのこと、国内外の債券や不動産、価格が変動する金融商品は当然ながら値上がり・値下がりのリスクがあります。

これが金融商品の価格変動リスクです。

金融商品の流動性リスク

売買したいときに適正価格で売買できなくなるリスクを指します。

株の例でいえば、取引量の多い大型株なら取引時間内はいつでも市場価格で売買できるので流動性リスクは低いですが、取引量の少ない株式を売買すると自分の注文で価格が変動し不利な価格で取引させられることもあります。

いくらお値打ちで将来性のある株でも、市場に知られていなければ買い手がつきません。目論見が外れて、売りたくなったときに誰も買い手がおらず、株価が下がっても売れずに含み損だけが増大するということがあります。

ちなみに、不動産などの大型投資は買い手が見つかるまで時間がかかる性質があり、流動性リスクは株などよりさらに高くなります。

為替変動のリスク

外貨を交換する為替相場は常に変動しているため、外貨建ての海外株式や債券に投資する場合は為替変動リスクも負うことになります。

インデックスファンドなどの分散投資で、海外株式や債権も含まれたファンドを買う場合、この為替変動リスクも負いますので注意が必要です。

株の場合、自動車や精密機械などの輸出関連の企業も為替リスクをつねに伴います。

リスクをうまくコントロールして資産運用をする


資産運用はリスクを取るほど利益のチャンスは大きくなります。しかし、その分うまくいかなかったときの損失も広がりやすいのです。

資産運用のリスクコントロールで重要なことは、自分がどれくらいのリスクが取れるかを把握することです。

一般的に、投資期間が長い場合や資産が多いほど取れるリスクも大きくなりますが、投資を始める年齢が早ければそれほど資産も多くないことが多いでしょう。また、リスク許容度は資金の使い方や性格にも左右されるので、慎重に考えましょう。

多少のリスクを負ってもいい場合は個別株に積極的に投資するのが合っていますし、リスクを抑えて長期で投資したい場合には分散・長期投資が有効です。

値動きの異なる複数の投資先に資産分散を行い、さらに投資時期も分散することでリスク軽減を期待するのです。

たとえば、国内外の株式と債券を組み合わせたインデックスファンドなどに毎月一定額を投資する積立投資があります。
これは、投資先・投資時期も分散できるすぐれたリスク低減法のひとつになります。

また、長期投資によって、増えた利益がさらに利益を産む「複利効果」が大きくなり、収益が安定するメリットがあります。

どんな資産運用も、リスクをゼロにすることは不可能です。しかしリスクの程度をうまく選択・コントロールすることは可能です。

自分に見合った運用リスクを見極め、適切にリスクとバランスをとっていくことが重要です。